映画『黒い家』(1999)を見た。サイコ・ホラーの真髄
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久々にホラー映画を見ました。
あまりにも有名過ぎる貴志祐介原作の『黒い家』です。今までなぜ見てなかったのか。
妹と一緒に見たんですがずっとカメラワーク独特だな!台詞に対して周りの音がうるせぇな!と二人で言い合ってました。声小さいの無理だからそれだけ直してほしい。
内容は保険金殺人がテーマ。
保険会社にお勤めしてる主人公がとある家族から呼び出されて家に訪問すると子供が首を吊っているところを目撃。その後執拗に夫婦に保険金の給付を求められ…という導入。
原作と舞台や主人公の過去やら色々違ったり語られなかったりと、ちょっと魅力半減してるのは置いておいて。
この映画はサイコ・ホラーとしてはかなり優秀だと思う。
うーん、原作読んでないから正確には物語??映画と小説のネタバレがごっちゃになってます。
どっかの書評では読者にミスリードを起こそうとしている…と書かれていたけど、この話の見どころってそこじゃないんじゃ?と思う。
だって誰が見たってこの家族狂ってるじゃん。読者はみんなわかってるし、推理なんかしようがないのでは。
単純にわかりやすい狂人が、主人公の過去によってフィルターかけられて、主人公がミスリードを起こしてしまうのがハラハラする。
そんで全力で潰しに来る大竹しのぶが怖い。
こんな人間世の中に本当にいるのか…って思うと、普通に暮らしててある日突然襲われるのも妄想ではないんじゃ?と思えてしまう。
まあ実際いるかわからないけど。
こういうサイコ・ホラーもっと知りたい。
貴志祐介といえば『青い炎』は読んだんだけど…あれは全然サイコ・ホラーじゃないよね。すごくやりきれなくなったなぁ。
よし、『悪の教典』、見てみよう。