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細田守「時をかける少女」(2006)を観た。

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公開されてからずいぶん経つのですが、やっとのことで、先週「時をかける少女」(2006)を観ました。

私は天邪鬼なので、評価されている割に本当に面白いのかな…とかちょっと不安になっていたのですが、めちゃくちゃ面白かったですはい…。功介を助けるために何度もタイムリープする疾走感といいますか、焦りが含まれた一連のデジャ・ヴュのような場面は見どころだと思います。

しかし、やはり恋愛要素が絡んでくると前のめりになってしまいますね(笑)。千昭は全くタイプではないのですが、途中からすごくかっこよかった。チャラい男が実はシリアスな、しかも知的な深さを持っていると知るとギャップがありすぎて萌えますね…。細田氏わかってる。

まあ、それはよいとして。最後まで見ながら予想する限りだと、真琴と千昭がくっついて、千昭が元の世界に帰らないものだと思っていたのですが、実際そうならなかったので驚きでした。原作の筒井康隆版すら読んでいない状態なので、それを読んだ方々には予想がつくのかもしれませんが。私がハッピーエンドの物語を観すぎている感ありますな。

でも、なぜ私はハッピーエンドになると思ったんだろうか。シナリオが、私の思い描くタイムリープものと違っていたのかもしれない。

それにしても最後の「未来で待ってる」は切なすぎるだろう。荒廃した未来なんて、真琴の時代からは結構離れてるんじゃないのか?それならもう会えねーよ。おそらく真琴もそれがわかってるんだろうな。はぁ、なんちゅう切ない結末なんや。

偉そうに書けるほど映画は見ていないのですが、金曜ロードショー細田守特集が組まれてしまう理由がわかりました。いや「サマーウォーズ」もめちゃくちゃ面白かったし、理由はそれなりにわかるのですが、私の好みと合致するかがわからなかった(結局はそこにオチがつくあたりダメダメな感想…)。「バケモノの子」もぜひ見に行こう。

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