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渚カヲル育成計画について

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細田守といえば貞本義行貞本義行といえばエヴァでしょう。

そこから連想ゲーム的に「渚カヲル育成計画」を思い出して、プレイ動画を観た。

渚カヲル育成計画」は、ガイナックスから出たゲーム「碇シンジ育成計画」の裏シナリオのようなもので、赤木リツコ博士の立場でゼーレから送り込まれた渚カヲルを教育し、碇シンジを誘惑させ、NERVの司令塔であり、シンジの父親である碇ゲンドウから引き離すという内容。

ニコニコ動画で見たので、このプレイ動画にはたくさんのタグが張り付けられている。「公式が病気」「ネル腐」…まあ要するに大きなお姉さんたちが最大手ガイナックスによって大量に萌えさせられている。私も萌える一人である。

渚カヲル育成計画」には誘惑に成功する正規エンドのほかに、3つのエンディングが用意されている。シンジにすっぽかされるバッドエンド、シンジに誠実に断られる準バッドエンド、NERV寝返りエンドだ。

このうち、寝返りエンドがとてつもなく切ない。超切ない。カヲルはシンジにゼーレの目論みを全て明かす。シンジは素直に君を好きでいられなくなった、なぜそんなことを僕に言うの、と怒鳴る。そこでカヲルは「僕も、君を好きになってしまったからさ…」と漏らす。そして「君はここで戦わなくてはならない、僕も一緒に戦う」と伝えるのだ。

なんという美しい恋愛だろうか。ゼーレを倒したところで、碇ゲンドウ人類補完計画もまたシンジから拒否される運命にあるために、戦う相手は複雑で、難しい。でも、ここで、カヲルがこの選択をすることが何よりも美しいのだ。

誰もがQの終わりをこのようにして欲しかったとコメントしている。私もそう思う。

ご存じ、エヴァの美少女はほとんどがシンジを拒絶する。シンジのアイデンティティの回復をBLで補うということは、男性にとっては非常に皮肉でしかない。腐女子はその踏み台にされている感が拭えないのだが、それでも萌えてしまうのが性なのである。

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